DeepL APIで使えるPythonのクライアントライブラリ
DeepL APIで使えるPythonのクライアントライブラリを公開しました。プログラミング言語で書かれた、DeepL APIのための初めてのライブラリです。Pythonを扱う開発者に、DeepLを使ったアプリケーションをよりスムーズに構築してもらうことが目的です。
クライアントライブラリで、どの程度作業が楽になるのでしょうか。
実際のテキスト翻訳例を見てみましょう。これまでは、以下が必要でした。
クライアントライブラリを使えば、こうなります。
Pythonのライブラリでは、DeepL APIのすべての機能をサポート予定ですが、新機能が登場した場合、APIへ新機能を追加後に、Pythonのライブラリで利用可能となる場合があります。
説明はこの程度にして、今すぐ使ってみたいという方は、こちらからPythonのクライアントライブラリと詳しい資料をご確認ください。
(なお、Pythonのライブラリを使用するには、API認証キーが必要です。まだ認証キーをお持ちでな い場合は、 こちらからDeepL API FreeまたはDeepL API Proにご登録ください)
本記事の後半では、Pythonのライブラリプロジェクトとライブラリの使用方法について、さらに詳しくご紹介します。
最初のライブラリがPython用である理由
Pythonは、最初に手掛けるクライアントライブラリに最適なプログラミング言語でした。Pythonは、世界でよく使われているプログラミング言語のひとつで、DeepLのAPIユーザーにも人気です。また、PythonはDeepLでも使用頻度が高く、馴染みのあるプログラミング言語です。
とはいえ、DeepL APIの活用事例は多岐にわたり、ユーザーにとって重要なプログラミング言語 はPython以外にも多数あります。今後、別のクライアントライブラリを開発してゆくことも検討中です。重要度の高いプログラミング言語について、ご意見などありましたらぜひお知らせください。
オープンソースにした理由
Pythonのクライアントライブラリは、DeepL初のオープンソースのプロジェクトです。私たちは、ユーザーから知見を得ながら、実際の問題解決に役立つプロダクトを開発するための新しい方法を常に模索しています。
プロジェクトのオープンソース化は、ユーザーが何を必要とし、どのような問題に直面しているかについて、透明性の高い議論を促進するために最適であると考えています。アイデアやご意見をお持ちの場合は、ぜひレポート(issue)をお寄せください。
Pythonのライブラリに関してサポートが必要な場合
もちろん、Pythonのライブラリ使用時に発生する問題の中には、GitHubのレポート(issue)では解決できないものもあります。サポートが必要な内容に機密情報が含まれる場合は、サポートチームまでお問い合わせください。
まとめ
DeepLのPythonのクライアントライブラリを使うには、次の手順を実行してください。
- GitHubリポジトリでインストール手順と詳細情報を確認
- API認証キーを未取得の場合は、DeepL API FreeまたはDeepL API Proに登録
- ご意見や新機能追加のリクエストがある場合は、GitHubのレポート(issue)を作成
最後までお読みくださり、ありがとうございます。クライアントライブラリを活用してどのようなアプリが構築されるのか、楽しみにしています。