DeepL、Forbes Cloud 100に2年連続でランク入り

DeepL、Forbes Cloud 100に2年連続でランク入り 

クラウド企業のオリンピックを想像してみてください。2024年版Forbes Cloud 100がまさにそれに該当するでしょう。上場クラウド企業のCEOから成る審査員が、同業界の未上場の強豪について、経営指標の飛躍ぶりとマーケットリーダーとしての疾走ぶりを精査します。このように想像してみると、DeepLがForbes Cloud 100に2年連続で選出された時の私たちの喜びもご理解いただけるでしょう。OpenAIやAnthropicと並び、テクノロジーを変革するAIリーダーの一員になれたことは光栄です。 

AIが金メダリスト並みに業界を先導

Salesforce VenturesのマネージングパートナーであるPaul Drews氏は、「この1年、私たちの業界はイノベーションにおいて一世代分の前進を遂げました。AIがその変化を先導する中、ここ数十年で最も重要なプラットフォームのシフトを目の当たりにしています」と振り返り、「その中でもCloud 100に選ばれているのはトップクラスの企業です。私たちは、クラウド分野だけでなくテクノロジー業界全体の未来が楽しみでなりません」と期待を寄せます。

DeepLは、AIが今のように脚光を浴びるはるか前、2017年から独自のAIを開発してきました。DeepLのモデルは、人々がどのようにコミュニケーションを取るのかを理解し、言語のニュアンスを汲むように構築されています。汎用的なAIシステムとは異なり、DeepLはより正確な翻訳を生成し、偽情報や誤情報といったハルシネーションのリスクを低減します。そしてビジネスでのコミュニケーションでは、これが大きな違いを生み出します。

DeepLの創業者でCEOのヤロスワフ・クテロフスキーは、「DeepLは言語の障壁を取り除き、すべての企業がAIを活用してグローバル事業を円滑に運営できるようにするという使命を持っています」と述べ、「2年連続でForbes Cloud 100に選出されたことは、言語AI分野における研究とイノベーションに対するDeepLの確固たるコミットメントの証です。また今回の選出は、DeepLのプラットフォームが世界中の企業の運営と成長に与えている大きな影響と実績を裏付けるものでもあります」と語ります。

レースに参加する理由

DeepLにとって最も重要なことは、多言語コミュニケーションの課題という、現実にある問題の解決に貢献することです。だからこそ、今回の選出と、AIの最先端を走るレースに参加できていることを誇りに感じるのです。次世代大規模言語モデル(LLM)を構築し、エンタープライズ企業向けDeepLを発表した理由もここにあります。私たちは言葉の障壁がない世界を望んでおり、それを実現するにはテクノロジーが役立つと確信しています。

Forbes Cloud 100の選定方法

Forbes Cloud 100は、ForbesBessemer Venture PartnersおよびSalesforce Venturesと共同で発表する、世界の未上場クラウド企業トップ100社のランキングです。Cloud 100は、毎年数百のクラウド分野のスタートアップ企業や未上場企業を評価しています。

企業は、以下の4つの要素に基づいて評価されます。

1. マーケットリーダーシップ(35%) 2. 推定評価額(30%) 3. 経営指標(20%) 4. 人材・企業文化(15%)

Forbesと共にCloud 100の発表にかかわるBessemer Venture Partnersのパートナーを務めるMary D’Onofrio氏は、「過去9年間のデータを見ても、2024年のCloud 100ほど競争力のある集団はありません」と述べ、「当然のことながら、AIは現在最も評価の高い分野です。私たちは、AI企業が急速に拡大し、クラウドに変革を起こし、引き続き成長を推進していることに胸を高鳴らせています」と言います。

さらなる挑戦

Forbesによる今回の選出は、DeepLにとっては単なるマイルストーンではありません。私たちはこれを、言語AIの可能性の限界を押し広げるための招待状であり、挑戦状であると考えています。この素晴らしい業界のオリンピアンの一員として、人々と企業の成功を支援するイノベーションの原動力となれることは、私たちの誇りです。 

Cloud 100はForbesのサイト、または2024年8/9月号のForbes誌をご覧ください。