複数のAPIキーにより、DeepL APIのセキュリティと柔軟性が向上
複数のAPIキー取得に関する要点
- DeepL APIのユーザーに、より高い独立性と柔軟性を提供
- APIキーが漏洩した場合に備えたセキュリティの強化
- 既存のワークフローを中断することなく、APIのユーザー体験を向上
DeepL APIのアカウントで複数のAPIキーを取得できたら、と思われたことはありませんか?この度、DeepL APIで複数のAPIキーに対するサポートが正式に開始され、多くの方のご希望が現実となりました。
これまでDeepL APIのユーザーは、すべての開発ワークフローに対し1つのAPIキーしか取得できませんでした。しかし、複数のAPIキーに対する多くのリクエストに応え、この度サポートの変更を実施しました。このアップデートがお客様やお客様のチームにどのような影響をもたらすか、引き続きブログをお読みください。
複数のAPIキーを取得することの重要性
柔軟性
複数のAPIキーは、ユーザーから最も多く寄せられたリクエストでした。今回の変更で、DeepL APIを使用するチームは必要なだけキーを取得でき、これまでにない柔軟性を得られるようになりました。
ローカル環境、テスト環境、ステージング環境、本番環境のすべてに同一のAPIキーを使用するのとは異なり、今回のアップデートで環境ごとに個別のキーを取得することも可能となります。これにより、それぞれのキーの独立性も簡単に確保できるようになります。
利用状況のより的確な把握
お客様の組織では、ソフトウェアエンジニア、開発チームのメンバー、フリーランサーなどの複数名でDeepL APIを使用されていますか?そのような場合、これからは各スタッフに個別のAPIキーを割り当てることが可能となります。
個々のキーの管理と報告によって、ユーザーはAPIの利用をより的確に把握できるようになります。
セキュリティ
今回のアップデートはセキュリティにも大きな影響をもたらします。万が一、APIキーの漏洩が生じても、今後は強固な安全対策によって被害を抑えられます。
例えば、1つのキーを複数の業務で使用する場合、誤って権限のないユーザーとキーを共有してしまうリスクが存在します。今回のアップデートでは複数のキーの取得だけでなく、必要に応じてキーを削除することも可能になりました。キーの取得や削除は既存の業務にほとんど支障をきたすことがないため、開発者とユーザーの両方にとって嬉しいアップデートとなるでしょう。